いつもお世話になっている浮き桟橋。コレ、非常に立派なんです!一方で私の知る限り、利用されている形跡が全くもってみられないという。。。多分、江東区が管理しているんだと思いますが、本当にもったいないなぁ、といつも感じています。
どうにか有効活用できないのかな!?と思い、せめて管理主体ぐらいは把握しておこう!ということで、桟橋の 管理者を追跡!してみることにしました。
とは言っても、ググるだけなんですけど(苦笑)
まずは『江東区 桟橋』で検索!
⇒ うーん、特に有益な情報はないですね。空振り(苦笑)
次に『江東区 運河 管理』で検索!
⇒『豊洲地区運河ルネサンス計画書 - 江東区』なるPDFを発見!*1
これは「豊洲地区運河ルネサンス協議会」という団体が「水辺を活かした『ふるさと豊洲』のまちづくり」という目標を掲げ、平成21年6月に計画した資料のようです。
それによると、協議会の基本方針は3つ。
- 水辺に開かれた賑わい空間づくり
- 運河沿いのプロムナード親水空間づくり
- 地域が主役の水辺のまちづくり。誰もが責任をもって主体的に活動
ざっくり要約すると『水辺のプロムナードを整備して回遊性を確保したり、 近隣大学と提携した親水空間づくりや、子ども達も参加した地域コミュニティー なんかを形成したいね!』という内容。
協議会の皆様、非常に良いことを考えてくれているではありませんか!是非、 積極的に取り組んで頂きたい!と思いつつ、でもこれ、平成21年の計画からすでに6年経ってねーか!?と疑念が(苦笑)
まんま『豊洲地区運河ルネサンス協議会』を検索!
⇒ 『豊洲地区運河ルネサンス協議会』のHPへ*2
プロフィールを見てみると。。。
代表者 |
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連絡先 |
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とありました。芝浦工大さんが協力して頂いているんですね!「渡辺哲三」氏は芝浦工大の教授か職員さん!?なのかな??
主な活動場所 | 豊洲運河浮桟橋等 |
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全然活動してないやん!と、思いつつ。。。
入会金・会費 | 入会金 なし 会費5,000円/年額 |
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会員募集の状況 | 募集中 |
5000円/年、払えば、会員にしてもらえるの!?よくわからないけど、
引き続き、『豊洲地区運河ルネサンス協議会』 で出てきた他の検索結果を
見てみると。。。
⇒『NPO江東区の水辺に親しむ会 』なるNPOを発見!*3
リンク先は「2011年6月 船カフェオープン」についてのブログ記事。運河ルネサンス協議会主催の「船カフェイベントの開催」について記載なのですが、衝撃の事実を発見!
「
江東区は2009年に4500万円の建設費用で浮き桟橋を芝浦工 大前に建設し・・・」
えっ、4500万円もかかってんの!!コレ!
「このすばらしい構想に関わらず、今回の桟橋の利用許可は1年掛りで 決まった・・・」
「船カフェ」という桟橋に船を横付けしてお茶を出す企画の許可に1年かかるの??さすがはお役所仕事!!期待を裏切らない動きだなと。。。
一応、『船カフェ』も検索!
⇒ 芝浦工大のHP内「春の船カフェ開催」の告知*4
協議会を中心とした関係者の皆様は、 がんばって企画運営されていらっしゃると思います!私も過去「船カフェ」に1度行ってみたことがありますが、毎年開催して頂いているようです。
ただ、運河沿いで焼きそば、 豚汁食べて缶ビール飲んだりなんかして、観光船でクルージングって。。。親水空間で水辺と触れ合うんじゃなかったのか!?とあえて言いたい!
浮き桟橋の正式名称『豊洲運河浮桟橋』で検索!
⇒「運河ルネサンス事業における運河の利用実態と課題」 なる研究論文を発掘*5
こちら、2014年の資料で、研究者が詳細にわたり総括して頂いているではありませんか!そこで分かったこと。
・「運河ルネサンス事業」とは、港湾事業者に限定されていた運河の水域占用許可に対し、規制緩和によって地域主体の民間事業者による運河利用を活性化させる東京都港湾局の取り組み・豊洲は2009年7月に指定された5地区のうちの最後の1地区・浮桟橋は地元区と地元大学の共同出資により整備・豊洲地区運河ルネサンス協議会(以下協議会)は地元大学が事務局となり運営 ・江東区、協議会、大学の三者で協定を締結し施設管理・江東区が東京都港湾局より水域占用許可を受け、協議会が定期的な桟橋清掃活動を実施、大学が鍵管理及び桟橋の利用窓口を担う・協議会では船舶を利用した「船カフェ」と「豊洲水彩まつり」を開催
うーん、江東区、協議会、大学がそれぞれ役割分担をして施設(浮桟橋)の管理をするとのことで、いまいち管理主体がわからないのですが、窓口は芝浦工大なのですね。
そして、桟橋を利用するには東京都港湾局に協議会を通じて行事申請、区を通じて占用許可申請をする流れのようです。コレじゃ誰も使えなくない?費用を負担して作ったのは、江東区(税金)なのにね。。。
また、課題の1つとして『浮桟橋の設置、利用に関する法制度が複雑化しており、 申請手続き、意見調整が難航。事業の準備期間の長期化および頓挫がみられる』とのこと(苦笑)
そうか~いろいろ大変ですね(苦笑)では、私も近隣住民としてボランティアでお手伝いさせてください!
まずは、お忙しい皆様にかわり「定期的な桟橋清掃活動」と「桟橋の浮遊状態安全チェック」をさせて頂きますね!!
いざ、利用時に何か問題があってはいけないですから、SUP(スタンドアップパドルボード、通称サップ)を使って水上から桟橋の浮力チェックをしておきます(笑)
最後に、豊洲地区運河ルネサンス協議会代表者『渡辺哲三』氏のお名前を検索させて頂きました!
すると、芝浦工大の教授でも職員さんではなく、豊洲商友会協同組合の理事長にして、豊洲シエルコート商店会会長、 さらに豊洲カーニバル実行委員会会長でいらっしゃいました。さらに豊洲の地で60年以上、ベーカリー&カフェ『ペル・エ・メル』をはじめ、スペイン風BAR『バル・ブレッツァ』、パティスリー『 SAKURA』の3つの店舗を運営されてる株式会社三栄堂の渡辺哲三社長ではありませんか!
SAKURAのケーキ、いつも頂いてます!
そうか、 地元にずっと根付き貢献されてきた方が、しっかりとリードして頂いているのですね!もしかしたら、近い将来、どこかでお会いさせて頂くことがあるかもしれません。
豊洲新参者のイチ意見で恐縮なのですが、豊洲の街の柵や護岸による水辺との断絶を一部だけでも解放し、できるだけ自然に近い形で水と触れ合う場所や機会を作ることができれば、新住民にとっても「地元豊洲」の魅力を改めて実感する機会になると確信しています!
子ども達がマンションから歩いて行ける解放された自然の水辺の存在。。。素敵ですよね!むしろ、大人のほうが子ども以上にはしゃいだりなんかして(笑)
自然にはキケンが存在することを当たり前のこととして捉え、キケンを遠ざけコントロールしようとすることより、足元の自然の中から自分で遊びを考え、実体験を通じてキケンや身体能力を自分のアタマにインプットする。
そうです、我々親世代が幼少期に当たり前のこととして地元で過ごしたようなことを、自分たちの子ども世代のためにも地元に作りたい。。。なんて妄想をしています。
私は東京都府中市出身のアラフォーですが、幼少当時、ドブ川で知恵を絞ってザリガニをとったり、多摩川の土手でゴミ箱から段ボールを拾って滑って遊んだり。。。ファミコンよりも夢中になることを自分で考えていた気がします。
新年度にもなり、なんだか大人のように忙しそうな豊洲の子ども達を見ていて、そんな遊びこそが彼らの脳みそにとって必要なのでは!?なんて感じる今日この頃でした!
※この文章はリンク先コンテンツ情報に基づく個人的な見解であり、事実関係を保障するものではありません。正確な情報については、個々人にて調査いただけると幸いです。
*1:http://www.city.koto.lg.jp/
*2:http://genki365.net/gnkk22/mypage/index.php?gid=G0000165
*3:http://mizubeland.blog10.fc2.com/blog-category-5.html
*4:http://www.shibaura-it.ac.jp/news/2014/40140003.html
*5:https://www.jstage.jst.go.jp/