こんにちは、Daiです。
ヒマラヤの高峰「アウトライアー東峰(7035m)」を世界初登頂をした実績を持つ*1青山学院大学山岳部監督の村上正幸さん。
「山の男」なのに、これまでお会いするのはいつも海(笑)だったのですが、今回、村上さんのフィールドで遊ぶ機会を頂きました!
村上さんと毎度の遊び仲間、ヒビキが企画してくれた「親子で沢登り」。私も6歳の息子と一緒に参戦したかったのですが、小学生高学年程度の体力は必要ということで、今回は泣く泣くオヤジ単独で参加することに。
沢登りに必要な「沢靴」と「ハーネス」「ヘルメット」を手に入れ、自宅で1人装着し盛り上がっていると、その様子を見た娘から「またぁ~何買ってんの??」と突っ込みが(苦笑)
その様子の動画を見せると、小5の彼女の口から出たのはまさかの「私も行きたい!」という言葉。「今度、那須の林間学校で沢登りするし、行ってみたい!」とのこと。
あの~、全然レベルが違うんですけど(苦笑)
それはともかく、結構ハードな動画にも関わらず興味を持ったのはええこっちゃ!
「 よっしゃー!行こうぜ!」と、思いもよらない娘との親子参戦が実現したのでした!
★★★★★
当日の朝、奥多摩の水根沢近辺の駐車場に集合!
▲もち、バンコン(キャンピングカー)も投入!
今回は村上隊長をはじめ、サポートしてくれる青学山岳部の学生2名以下、ママ2名を含む大人7名、小3~中2までの子ども7名、計17名の大所帯(笑)
村上隊長から基本的な注意事項のオリエンテーションを受けますが、隊長の意図はあくまで「自ら状況を把握し、考え、判断して行動せよ」ということ。それが自然での遊び方なんです!
そして、胸を弾ませながらいざ沢へ!
木漏れ日に包まれた沢に入ると、まずはその水温の冷たさに驚かされます。
「沢靴」って岩場の苔の上でも全く滑らないんですよ!
沢靴のグリップ力に「頼もしさ」を感じながら上流に向かっていくと、目前に現れる崖が行く手を阻みはじめます!
それを一つづつクリアしていくわけです!
「釜」(沢登り用語で「滝壺」のこと)が現れれば、そこはダイブスポットに!
全身で感じる沢の水の冷たさが、都心の猛暑を忘れさせてくれます!
滝は、天然のウォータースライダーに!
子ども達のはしゃぎっぷりがスゴい!!
大人も子どもも、ガシガシ岩場をよじ登ります!
めちゃめちゃ楽しいぜっ!
「童心に帰る」とはまさにこのこと。大人も本気で楽しめる!!
徐々に難易度が上がってくると・・・
大人たちがサポートしながら、協力して乗り越えていきます!
どうしても難しいときは、滝を避けて越える方法もありますが、そっちを選択すると・・・
まさかの絶壁をロープずてに降りる羽目に!これはこれでやってみたい(笑)
10mの崖も親子でチェレンジ!
難しい!?と思っても、トライしてみると意外といけるものなんです!
そして、最後の難関、「半円の滝」!
一見怖そうに見えますが、落ちてもそのまま滝壺に流れるだけ(笑)ということで、私も子ども達に混ざって、天然ウォータースライダ―!
なんか、最近こんなの*2ばっかや(笑)
あっという間の5時間半の遡上(沢を登ること)はこれにて終了。
心地よい疲労感と共に、沢の水を沸かして食べるカップラーメンとコーヒーがこれまた格別だったのでした!
我々が思っている以上に子ども達がタフなことに驚かされた今回の遡上。皆、積極的に挑戦し嬉々として乗り越えていくんです!ムチャもしがちですけど(苦笑)
なにより、村上さんの「遡行を通じて、子ども達の好奇心を大切に、できるだけ自由に、挑戦することを後押ししてあげたい!」という想いがヒシヒシと伝わってきました。
もちろん最悪な事態を回避するためのサポートはしてくれていますが、ケガをする可能性はゼロではありません。
それでも、「あぶない!」という大人の先入観で子ども達を自然から遠ざけるのではなく、一歩踏み込ませてみて、子どもがいろいろなことを感じたり、気づいたり、考えたりすることが大事なんじゃないかなと。
そして、無理そうだと思っても自分の身体能力を信じてチャレンジさせてみること!
ちょっと背中を押してあげると子ども達はすごく良い表情でチャレンジしていたのがとても印象的。運動嫌いの娘も「また行きたい!!」と大興奮でした。
なんでもかんでも過保護すぎる世の中で、アンチテーゼな素晴らしい体験。子ども達のその表情がその全てを物語っていたなぁとつくづく感じます。
今回、我々は友人として連れて行ってもらいましたが、より多くの方に体験してもらえるよう、この夏から村上さんが「親子で冒険」を企画しています!
道具一式、レンタル可能ですので、興味のある方は是非に!
子どもが喜ぶこと、200%確実です!
▲ずっとヘルメットがナナメだったくさい(苦笑)