豊洲の水辺で遊ぶ   ~武器はSUP~

水辺に囲まれながらも『陸』と『水辺』が断絶された地元豊洲。豊洲を拠点に、もっと水辺と触れ合える機会や場所を作る為のゲリラ活動ブログ。      【ほぼ毎週月曜夜更新】

北関東42kmを漕ぐ!【後編】

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 ◆北関東42㎞を漕ぐ!【前編】はこちら

 

  

 

 

栃木市中心部を流れる巴波川をスタートし、渡良瀬川、利根川を経由した後、江戸川の基点である茨城県五霞町まで北関東42kmをSUP(スタンドアップパドルボード、通称サップ)で下る!という計画の後編です!

 

 

 

 

決行当日の日の出は6時25分で、日の入りは16時31分。休憩を含め10時間以内に42㎞を漕ぎきることを目指します。

 

 

 

 

ポイントは「川の流れ」「風向き」。追い風で流れに乗ることができればサイコーなんですが、流れが無くなり向かい風となると罰ゲーム状態なわけです(苦笑)

 

 

 

 

渡良瀬川と利根川が合流してからゴールまで残り10㎞区間の河川敷は、沿岸の幅200~300m程草木がウッソウと生い茂っており、陸にエスケープができません。仮に上陸できたとしても近隣に公共交通機関が皆無という(苦笑)

 

 

 

 

よって、ゴールまで残り15㎞地点にある渡良瀬川の「三国橋」近辺が、最後のエスケープポイントとなり、そこにたどり着く時間が最大の鍵に。

 

 

 

 

決行前日の夜、水域図を片手にコースやペース配分を確認しながら、糸井隊長、遠藤さんと酒を酌み交わす時間は、ワクワクとドキドキの入り混じったエキサイティングな時間だったのでした。。。

 

 

 

 

★★★★★

 

 

 

 

翌朝6時に起床し、薄暗い中着替えと準備を済ませ、いざスタート地点へ。

 

 

 

 

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蔵の街遊覧船の森田さん(左上)ご協力ありがとうございました!





  

予定通り6時30分に巴波川をスタートします! 

 

 

 

 

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いきなり1つ目の「堰越え」。ここはSUPに乗ったままクリア。

 

 

 

 

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すぐさま現れる2つ目の堰は、早くも上陸なんですけど(笑)

 

 

 

 

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そして、静かに長い旅路が始まったのでした。

 

 

 

 

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 巴波川の水深が浅いことは想定済み。私は通常よりも短いショートフィンを装着しているものの、それでもフィンが不意にガリっと川底をかすめます。

 

 

 

 

さらにフィンが小石などに引っ掛かると、勢いで体がガクっと前方の持ってかれることもあり、「アブねっ!!」という声がちょいちょい漏れ聞こえたりして(笑)

 

 

 

 

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川の流れに乗りつつも浅瀬は避けなければいけないこともあり、ちょっとした緊張がしばらく続きます。

 

 

 

 

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 朝日と共に広い景色が目の前に広がり始めると、なんとも清々しい気持ちに。

 

 

 

 

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ちょうど1時間程時間が経った頃、3つ目の堰が現れ上陸。 なかなか順調な滑り出しにホッと一安心。

 

 

 

 

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再びスタートすると今度は川草が行く手を阻み!?始めます。

 

 

 

 

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このあたりは水面下には川草が茂っていて、緑のカーペットの上を浮いているような感覚に!

 

 

 

 

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不思議な感覚が楽しい!

 

 

 

 

「漕ぐ」というより、流れに「乗る」感覚がリバーSUPの醍醐味!

 

 

 

 

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しかし、川草の攻撃はさらに激しくなってきて・・・

 

 

 

 

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エライこっちゃ

 

 

 

 

「水草地獄」をなんとか乗り越え落ち着いたかと思いきや、今度は両岸の水草に佇んでいた水鳥たちが一斉に逃げ惑う「お邪魔してすいません」的なやつ(苦笑)

 

 

 

 

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アドベンチャー感満載な中、巴波川と永野川と合流したところでちょっと早めのランチ休憩に。

 

 

 

 

予定を上回るペースに「意外に早く終わっちゃうかもね!」なんて余裕をぶっこいたりなんかして(笑)

 

 

 

 

浅瀬を避けるコースどりに興奮しながら川の流れに乗っていると、遠藤さんのご友人でNIPPA米という無農薬・無化学肥料のブランド米を作っていらっしゃる田中さんが、名物の「新波アンパン」と暖かいコーヒーの差し入れを!

 

 

 

 

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アンパンでパワー補充完了!


 

 

  

巴波川の堤防決壊の歴史や周辺の土地に住む人々の気質の違い等、非常に興味深い話を聞くことができました。

 

 

 

 

こういうお話が聞けると、SUPクルーズに「深み」が出るんです!

 

 

 

 

しばしの休息の後、再び川を進んでいくと・・・難関の堰が。

 

 

 

 

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ぬかるんだ土に足も奪われながらの「堰越え」は、地味に体力を消耗するんです。。。

 

 

 

 

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苦戦しつつも3人で協力し、クリア!

 

 

 

 

無事に川に戻りしばらく漕ぎ進むと、思わず「ここはどこの国!?」と思うような景色が現れました。

 

 

 

 

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なんともジャングル感満載な光景にめっちゃ胸が弾む!

 

 

 

 

ここは渡良瀬遊水地。洪水防止のために河川の流水を一時的に氾濫させる調節機能を持った場所なんです。

 

 

 

 

ただ、その裏には足尾鉱毒事件による鉱毒を沈殿させ無害化することが目的で作られたという複雑な歴史の背景もあったりするんですね。

 

 

 

 

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コレがとにかく広い!

 

 

 

 

どれぐらいかというと、東京ドーム706個分(笑)

 

 

 

 

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美しいカワセミに出迎えられ、自然が色濃く残る湿地帯を抜けると、いよいよ渡良瀬川と合流!

 

 

 

 

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ここへ来て徐々に川の流れが無くなり無風状態に。流水に慣れちゃうと漕ぐのがやや面倒に感じたりして(苦笑)

 

 

 

 

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増水時には水面下に沈む「沈下橋」

 

 

 

 

まぁ、向かい風ではないだけ「良し」としよう!

 

 

 

 

 

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思川とも合流!

 

 

 

合流する度に川幅が広がる様子が「下流へ向かっている」ということを実感させてくれます。

 

 

 

 

ただ、これだけ川幅があっても水量は少なく、パドルで川底が確かめられるぐらい浅いんですよ!意外でしょ?

 

 

 

 

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遊水地内にある谷中湖の水門

 

 

 

 

そして、最後のエスケープポイントである三国橋に到着。ココを過ぎるとゴールまで陸に上がって公共交通機関があるところはありません。

 

 

 

 

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少々ランチ休憩をゆっくりし過ぎたせいか!?予定より遅れていることを共有。

 

 

 

 

漕ぐペースをやや上げることを確認し合い、ゴールである五霞を目指します!

 

 

 

 

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川岸には釣りを楽しむ人々。

 

 

 

 

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 気合を入れて、本気漕ぎ! 

 

 

 

 

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 そして・・・

 

 

 

 

来たぜ!利根川!!

 

 

 

 

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思わず笑顔に!



 

 

雨などの降水が流れこむ範囲である「流域」面積が、日本で1番大きいという日本屈指の大河川。その長さは信濃川に次ぐ2番目。

 

 

 

 

利根川は「坂東(関東)にある日本で1番大きい川」という意味で別名「坂東太郎」と呼ばれていたんですね。

 

 

 

 

 つーことは、

 

 

 

 

来たぜ!坂東太郎!!(笑)

 

 

 

 

栃木に向かう途中、東北自動車道の上からその川幅に度肝を抜かれた「利根川」をSUPで漕いでいることが感慨深い!

 

 

 

 

さらに恵み!?の「川の流れ」と「追い風」も吹いて、サイコーのSUPクルージングタイムに!

 

 

 

 

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視界に橋がなくなると、川の両岸には文明らしきものが見当たらない湿地草原の世界が広がります。

 

 

 

 

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夕暮れが迫り始める中、ふと風が止むと・・・

 

 

 

 

 

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鏡面に映る、ご褒美の景色。

 

 

 

 

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上下対称となった壮大な景色に思わずパドルを漕ぐ手が止まります。

 

 

 

 

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これまでの疲れを忘れるひととき。

 

 

 

 

利根川と江戸川が合分流する茨城県の五霞町が今回のゴール。隣街の千葉県関宿町に再現された関宿城博物館の天守閣が我々を迎えてくれました。

  

 

 

 

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利根川水運の中継地として栄えた城下町

 

 

 

 

江戸と北関東を行き来する人々が休んだ宿場町がゴール!というのもなかなかオツなものです。

 

 

 

 

そして、心地よい達成感と共に関宿水門前にて上陸。

 

 

 

 

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 夕暮れ前に無事、ゴールとなったのでした!

 

 

 

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★★★★★

 

 

 

 

今回の北関東42㎞クルーズ。現場に「行ってみないとわからない」というスタンスで、漕ぎながら巡り合う景色の変化に興奮したことはいわずもがなのですが・・・

 

 

 

 

20代の遠藤さん、30代の糸井さん、そして40代の私、と異なる世代にもかかわらず「水辺好き」ということで、めちゃめちゃ意気投合していることがホント面白いなぁと。

 

 

 

 

糸井隊長が立ててくれた計画を共有・検討するプロセス自体も非常にワクワクするものでした。

 

 

 

 

酒を飲みながら尽きない水辺談義をし、東京への帰途もただ車で戻るわけもなく、道中にある水辺の歴史を紐解き、現場を練り歩きながら帰る我々(笑)

 

 

 

 

「『隅田川に架かる橋の名前』神経衰弱」で盛り上がれる人材は、日本広しといえどもあんまりいないと思う(笑)

 

 

 

 

そんな世代を超えた水辺仲間の存在が、42㎞SUPクルーズの興奮を倍増させてくれたのでした!

 

 

 

 

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