お盆休み前半。パパ友の拓ちゃんとヒビキ親子と突如決まった「キャンプングカー男旅」。オヤジ3人に息子2人、なりゆき任せで千葉・房総半島をぐるりと巡ろうかな~と思っていたところ、ヒビキの一言から、まさかの対岸、神奈川・三浦半島をフェリーで目指すことになったのでした。
なにげに「車でフェリーに乗る」というのが始めてのワタクシ。チケットを買うのに車検証を持参する!とか、運転しながら乗船する!とか、慣れない動きに地味に興奮(笑)
東京湾・浦賀水道を横断する金谷港から久里浜港までは距離にしておおよそ11,5㎞。約40分の船旅に胸が弾みます!
屋上デッキへと移動すると、沢山の飛び交うカモメたちに「かっぱえびせん」で餌付けをはじめる子ども達。
ソレ、斬新!
次々に投げつける「えびせん」を見事にキャッチし期待に応えてくれるカモメ。塩分取りすぎじゃね!?とちょっと心配になったりして(苦笑)
久里浜港へと到着すると、さて、どこへ行くか・・・ホント、風まかせや。
普通の海水浴に行っても芸はないし・・・と思いついたのが、東京湾に浮かぶ唯一の無人島「猿島」!
豊かな自然やかつて砲台が設置されていた歴史遺産の残るその島には、海水浴場もあるらしい。
ということで、猿島までの観光船が出航する横須賀・三笠公園へと向かうことなったのでした。
船乗り場はめっちゃ混んでいて、10代~20代前半のグループデートらしき男女が多数。見てるこっちが甘酸っぱい気分に。
増便された観光船に乗り込み揺られること10分。「猿島」到着やで!
砂浜はBBQなどをして過ごす若者達で、溢れんばかりの大賑わい(苦笑)
そして、ちょっと残念な水質の海(苦笑)
つーことで、1時間で撤収!!
三笠公園へと戻ると、ロシアの最強バルチック艦隊を日本海海戦で撃破!した連合艦隊旗艦「三笠」に乗艦することに。
開国からわずか50年で欧米列強から歴史的勝利を挙げた日本。それは世界からの見方を変え、植民地として搾取されていたアジアをはじめとした国々への勇気と希望となったのでした。その象徴ともいえる軍艦「三笠」。
艦内の歴史的背景の解説や映像、展示物の数々にもう、胸アツ!
「皇国の興廃この一戦にあり!各員一層奮励努力せよ!」
先人たちのその気概と精神性に触れ、自分も含めた現代日本の緊張感の無さをまざまざと自覚させられたのでした。
★★★★★
ちょっと遅めのランチの海鮮丼を食ベ終え、これからどこへ行くか作戦会議。
そろそろ帰宅も視野に入れ「近場の観音崎周辺で海遊びすればいいんじゃね!?」と話していると・・・
「やっぱ、キレイな海やろ」
と、ヒビキの運転するキャンピングカーは、東京方面とは真逆の南西へ。
「東郷ターンや!」
※連合艦隊が日本海海戦にて強敵バルチック艦隊の意表をつくべく、東郷司令長官がギリギリのタイミングで丁字戦法の面舵一杯を切ったことをそう呼ぶ。
帰途が遠のくことなんてお構いなしに三浦半島をさらに南下。まさかの南端、油壺の美しい海を目指すことに。
もうすぐ夕方やで(苦笑)
小網代湾に面する横堀海岸に到着すると、親子でSUP(スタンドアップパドルボード、通称サップ)に、シュノーケリング!
日が沈むまで遊び尽くしたのでした!
★★★★★
なりゆき任せの男旅、〆は油壺のホテルの温泉でサッパリしてから帰るつもりが・・・この日に限って日帰り客は入浴できず。
それでも子ども達の強い要望に根負けし、横須賀まで遠回りをして温泉に寄っていくハメに(苦笑)
しかし、そこには東京湾を望む素晴らしい眺望の露天風呂が!
眼前には今朝までいた対岸の房総半島「富津岬」や、昼までいた「猿島」を見渡す夜景が広がっています。
なんだか1日の出来事とは思えない、この移動っぷりが妙に感慨深い(笑)
なりゆき任せの「のんびり旅」かとおもいきや、2泊3日分のコンテンツを1泊2日に凝縮したような今回の「キャンピングカー男旅」。
いや~、オモロかった。
ビバ!ケ・セラ・セラ!!