豊洲の水辺で遊ぶ   ~武器はSUP~   

水辺に囲まれながらも『陸』と『水辺』が断絶された地元豊洲。豊洲を拠点に、もっと水辺と触れ合える機会や場所を作る為のゲリラ活動ブログ。

沖縄・八重山諸島でパドリング!【西表島編】

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 ★沖縄・八重山諸島でパドリング!【石垣島編】はこちら

 

 

 

 

年始休暇を利用し、石垣島在住の海洋冒険家ヤー君に会いに4家族での3泊4日「八重山諸島ニューイヤーツアー」を企画。崩れがちな冬の天候の中、運よく晴天に恵まれ、石垣島・川平湾にてSUPを満喫!翌日は西表島(いりおもてじま)まで足を延ばし、ヤー君による待望のシーカヤックツアーが予定されていましたが・・・

 

 

 

 

今回、石垣島に行ったことで実感したのが、八重山諸島は経度・緯度の違いで、東京とは日の出や日の入りに1時間程度のタイムラグがあるということ。 1月初旬だと石垣島では、朝の7時過ぎでも暗いんです。

 

 

 

 

3日目の朝、強めの雨音に起こされ窓の外を覗くと、そこは「暗闇の暴風雨」の世界(泣)

 

 

 

 

これ、ヤバくね!?と、「お天気レーダー」を調べます。

 

 

 

 

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石垣市内、アウトやんけ!

 

 

 

 

がしかし、本日向かう西表島はこちら ↓

 

 

 

 

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雨降ってないの!?とすでに西表島入りしているヤー君に連絡をすると、「コッチは止んだよー。でも降ったり止んだりかもしれないから、現場で臨機応変に!」とのこと。

 

 

 

 

とりあえず一安心。はやる気持ちで西表島への高速船乗り場へと向かったのでした。

 

 

 

 

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★★★★★

 

 

 

 

石垣島から西表島までは高速船で約40分。海上を60㎞近くのスピードで走るので、激しい上下の揺れに襲われますが、子ども達はむしろ大興奮(笑)

 

 

 

 

窓から外洋の波立つ海を眺めなら「ヤー君は、こんなところをシーカヤックで漕いでるのか・・・」と改めてその技術と行動力に尊敬の念を抱きます。

 

 

 

 

無事に西表島に到着すると、暴風注意報が出ていた石垣島の天気が嘘みたい!

 

 

 

 

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亜熱帯の手つかずな自然が残されたことから「東洋のガラパゴス」と呼ばれる西表島。島の90%は深い森に覆われ、その多くは野生鳥獣の保護を目的とした特別保護地区となっています。

 

 

 

 

今回のヤー君のシーカヤックツアーでは、マングローブの流域面積日本一を誇り、原始の姿そのままである仲間川を河口から上流を目指して漕いでいくことになりました。

 

 

 

 

さっそく、世界の海を漕いできたヤー君直々のパドリング講習がスタート。

 

 

 

 

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漕ぎは「脱力」がポイント

 

 

 

 

いざ、出発!

 

 

 

 

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人工物が目に入らない雄大な自然の中をパドルで漕ぎ進む!

 

 

 

 

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サイコーや!!

 

 

 

 

潮が引くタイミングであったこともあり、川の中央部に干潟が現れたので上陸!

 

 

 

 

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そこにいたのは・・・

 

 

 

 

人気(ひとけ)を感じるとすぐに巣穴に隠れてしまう「ミナミコメツキガニ」。

 

 

 

 

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カニなのに横ではなく前に歩く

 

 

 

 

その動きはまるで「となりのトトロ」の「まっくろくろすけ」や!

 

 

 

 

子どもたちは俄然興奮し、カニやハゼ、ヤドカリの採取モードで無我夢中。

 

 

 

 

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そんな様子を見ていたヤー君は、子どもたちを引き連れマングローブの林の中へ。大人達もそこに続きます!

 

 

 

 

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埋もれるヒビキ

 

 

 

 

想像以上に足を持っていかれる沼にビビる。これぞジャングル!

 

 

 

 

ちなみに「マングローブ」とは、ある植物の固有名称ではなく、熱帯や亜熱帯で海の干満により水位の変化を繰り返す特殊な環境で生育することのできる植物の総称とのこと。ワタクシ、勘違いしてました(苦笑)

 

 

 

 

再び川に戻ると、山の中腹から仲間川を一望できる展望台を目指すかどうかの作戦会議に。

 

 

 

 

子どもたちが一緒であることを踏まえ、限られた時間内で往復10㎞をシーカヤックで漕ぐことになりますが・・・

 

 

 

 

もち、行くっしょ!

 

 

 

 

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気合いを入れて漕ぐ!

 

 

 

 

川幅は徐々に狭くなり、沿岸には台風などで倒れた倒木が散見されます。

 

 

 

 

環境保護区であることもありそれに手をつけることはないらしいのですが、その放置された状態にむしろ違和感を感じてしまうぐらい、なんでも整備された世界に住む我々。

 

 

 

 

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手つかずの自然



 

 

蛇行する川に合わせ舵を取っていると、気づけば目的地の展望台のそばまで到着!

 

 

 

 

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シーカヤックを降り、原生林を切り開いた山道を登っていきます!

 

 

 

 

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目的地である「大富林道仲間川展望台」から見えたのは・・・

 

 

 

 

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大自然の絶景!スゴっ!

 

 

 

 

遠くに見える河口からここまで漕いできた!というちょっとした達成感を味わいながら、この景色をおかずにランチ。

 

 

 

 

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なんとも異国の地までやってきたような不思議な感覚に見舞われたのでした。

 

 

 

 

★★★★★

 

  

 

 

帰路は上げ潮のはずが、直近の雨で水量が多かったのか!?下流への流れがあり、さらに緩やかな追い風が背中を押してくれる快適なクルージングに。

 

 

 

 

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川の水位が上がったので、とっておきの「マングローブのトンネル」へちょいと寄り道。

 

 

 

 

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ジブリ感満載!!

 

 

 

 

 こんな景色の中を漕げるなんて!

 

 

 

 

今回、西表島の一部分ではあるものの、ヤー君のガイドのもと仲間川の自然の魅力を十二分に満喫させてもらいました!

 

 

 

 

石垣島へと戻る高速船の最終便まで丁度よい時間にスタート地点に戻り、帰り支度をしていると・・・小雨がパラパラと降り始めます。

 

 

 

 

2日連続でアクティビティを終えた瞬間に降り始める雨。

 

 

 

 

天は我々に味方せり!

 

 

 

 

★★★★★

 

 

 

 

溢れ出る好奇心と行動力で、世界の海を旅してきたヤー君によるシーカヤックツアー。お決まりのコースをただなぞるのではなく、その時々の自然のコンディションを踏まえ、参加者のスタンスやテンションに寄り添いながら『感動を分かち合える時間』を一緒に作り上げてくれるんです。

 

 

 

 

20年間、自然と人への理解を深めてきたヤー君だからこそ提供できるプレシャスな体験。

 

 

 

 

そしてそれは、予定調和のない自然に五感を通じて向き合うことで自分の中に『何か』を感じ、突き動かせてくれる機会となるんです!

  

 

 

 

ヤー君の言葉を借りれば、

 

 

 

 

たった一回の体験でも、それぞれの日常に帰った後もその自分の暮らしが少し違って見えるようなキッカケになってもらえれば・・・

 

 

 

 

ということ。

 

 

 

 

何を隠そう私自身、1人豊洲の運河で柵を越えてSUPをはじめ、ブログなんぞまで書き始めたのは、40歳を過ぎて久しぶりにヤー君と再会し、一緒にシーカヤックを漕いだことが全てのキッカケ*1だったのでした!

 

 

 

 

本当にスゴい男だなぁと。。。

 

 

 

 

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