こんにちは、Daiです。
SUP(スタンドアップパドルボード、通称サップ)でチェレンジしてみたかったことの1つが、芝浦~お台場を結ぶレインボーブリッジの『縦横断SUP』。
以前、芝浦の海上でSUP中に水上警察と対面した時*1、お台場方面に向かって「ここ、渡ります?」と警官から質問されたのですが、それが「行くなら、気をつけてね!」というトーンだったんです。
そこは、竹芝桟橋から伊豆諸島へと向かう定期船や晴海ふ頭に停泊する大型船の航路をまたぐ海域。
その時は横断するつもりは無かったものの「あ、行ってもいいんだ!?」と背中を押されたような気がしたりして(笑)
距離はおよそ1㎞程度なので問題はありません。ただ、周辺を航行する船舶から「無茶な奴がいる」と思われるのは不本意なこともあり、天候のコンディションはもちろんのこと、航路の安全対策は必須だなと思ったのでした。
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天候で注意すべきは風速と風向き。また上げ潮か下げ潮かによる潮の流れもチェックする必要がありますが、これはいつものルーティン。
今回、最も重要なのは「船の航路の邪魔をしないタイミング」。決行予定日の晴海ふ頭の利用情報*2や竹芝芝桟橋の定期船の時刻表*3を確認してみると・・・
9:35~12:50まで大型船の航行予定はなさそう。バッファを取って10:00~12:00までの2時間の海域は安全だと思われる。
その時間帯の天気予報は、北西2mの風で晴天。さらに上げ潮のタイミング。
これはなかなかのチャンスくさい!と、久しぶりに翌日のSUPに胸を弾ませながらベッドへと入ったのでした。
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当日の朝は予報通りの快晴&微風!
地元開拓SUPのパートナー、イトマサさんと多摩川80kmをSUPで漕ぎ切ったこともあるむっさんと私の3人で、久しぶりに地元豊洲からスタート!
この日、参加できなかったSUP仲間の色ちゃんが、自宅マンションから我々を激写!
晴海ふ頭では、2020年東京オリンピック・パラリンピックの選手村となる「HARUMI FLAG」が着々と建設されています。
晴海ふ頭を抜けると・・・そこは湖のような凪の水面に。
ベストコンディションや!!
大型船の航行予定はないとはいえ、動力船はちょいちょい航行しています。この日も観光船に遭遇したのでそういう時は進行方向を避け、その場でしばらく待機。
そして美しい景色を眺めながら、航路に沿った「レインボーブリッジ縦断」を目指します!
徐々に迫る巨大なレインボーブリッジを前におっさん3人大興奮!
もうこれは完全に「橋萌え」。小さなボードの上から見上げるこの臨場感はヤバい!
「よくこんなデカい橋作ったよな。。。」と今更ながら実感したりして。ちなみに1993年8月に開通したので、すでに四半世紀が経ってるんですね。
念願のレインボーブリッジを縦断し、興奮覚めやまぬまま芝浦側の橋脚のたもとで一息ついていると・・・
水上警察の警備艇が勢いよくコチラへ向かって来ます!
私自身は海上保安庁や水上警察の皆さまへ身元や連絡先を伝えてますし、お話するのも慣れているんですが、コレ初めてだったらちょっとビビるだろうな(笑)
警備艇からはマイク越しに「ここは大型船も通るので、引き波に気をつけてくださいね」とのこと。
「了解す!」とサムズアップ!
そして、いよいよ対岸のお台場を目指し、レインボーブリッジに沿って航路を横断へ!
途中、レインボーブリッジの横に浮かぶ、東京都管理の無人島「品川第六台場」がお出迎え。
ココは幕末の黒船来航をキッカケに、外国船から江戸を防衛するべく幕府が埋め立てた砲台場の1つなんです。1990年以降に開発されたお台場にも160年以上の歴史を持つ史跡があるのが意外な気もしますよね。
そして、いつも見ている「レインボーブリッジ」の景観とは全く異なるその姿。
構造物としての迫力と共に、小さなSUPで自らの力でパドルを漕いでやって来た!ということが興奮を倍増させてくれるんです。
自宅からすぐそばのアドベンチャー。
サイコーです!
※筆者は海上保安庁及び東京湾岸署水上安全課へ氏名・住所・連絡先を伝えてあります。
※レインボーブリッジ周辺は大型船の航路でもあり、この水域でのSUPを推奨する記事ではありません。