こんにちは、Daiです。
これまで、SUP(スタンドアップパドルボード、通称サップ)に乗って、東京23区都心部を流れるさまざまな都市河川を巡ってきました。
日本橋を望む「日本橋川」はサイコー!
桜並木で有名な「目黒川」を川から見上げる景色は新鮮!
現在そのほとんどが埋め立てられてしまった幻の川!?「汐留川」も。
そんな中、残された未踏の都心部河川の1つが「古川」だったんです。
東京湾に面した竹芝を河口とし港区を横断している古川は、首都高速高架下に沿って流れ、天現寺から上流は「渋谷川」へとつながります*1。
流域には馴染みの街「麻布十番」もあり、いつか行かなければ!と思っていたところ、横浜水辺荘の山崎さんより、航行船のいない年末を狙った「古川攻め」のお誘いを頂きました!
今回、SUP経験を踏まえた人数限定の非公開ツアーということで、勇んで参戦してきたのでした。
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年末の寒さをあまり感じさせない晴天の中、10名の参加メンバーと共に品川区の鮫洲をスタートします。
そして、京浜運河を東京モノレールに沿って北上!
この時期は北風が強くなりがちですが、想定通りの向かい風をガチンコで受けながら、ひたすらパドルを漕ぐその様は修行さながら(笑)
平行して走る首都高速1号横羽線の普段目にすることのない「橋脚の劣化」が、ちょい心配になったりして(苦笑)
距離にして2km弱にも関わらず、その倍を漕いでいるような気分になっていると、天王洲アイルの街並みが現れ、内陸運河へと入って行きます。
この界隈は水辺活用の聖地。フォトジェニックなフローティングハウスや・・・
水上ラウンジを併設する水辺レストランの先駆け「T.Y.HARBER」を横目に、高浜運河を再び北上していきます。
運河沿いの建物のお陰で向かい風が多少弱まったことを救いに感じていると芝浦アイランドに到着しました。
そのまま入り組んでいる芝浦の内陸運河へと突入!
沿道の歩行者から注目されます(笑)
2017年、決算問題で大騒ぎだった東芝本社を抜けると・・・
来たぜ、首都高「浜崎橋ジャンクション」!
このあたりが目的の古川の河口となるんです。
ちなみに私が普段、車の中から見ている浜崎橋ジャンクションはコチラ ↓
その真下はこんな感じだったんですわ(笑)
いよいよ、ここから上流方面の麻布十番を目指します!
新幹線をはじめとしたJR各線の轟音が響きわたる高架 下をくぐり抜け・・・
沢山の屋形船が係留されている「船溜まり」を縫うように進んでいきます。
なんてことのないこの風景も・・・
20年近く前の新卒の頃に頻繁に営業に来ていた芝公園駅周辺の懐かしいエリア。
まさか下から見上げる機会があるとは想像もしていませんでした(笑)
さらに、度肝を抜かれたのが・・・
都心では、もはやその存在すら目にする機会が無くなった手作りの家に住む人々。あたりに漂う調理中!?のカレーの匂いに不意を突かれます。
こんな東京のど真ん中で、視覚と嗅覚を襲う東南アジア的情景!
見てはいけない!?「ディープ東京」を見てしまったような感覚に(苦笑)
そして芝公園と言えば、もちろんコレ。
なんとも中途半端な見え方ですな。。。
首都高の「芝公園外回り入口」の突き出る「R」のラインはなんだかちょっとセクシー(笑)
そして、麻布十番に到着!!
いつも飲みに来ている「麻布十番」とは全然違う「麻布十番」の景色。
スタートからおよそ10㎞。初めてその存在を知った、港区麻布地区「災害用ボート収納箱」の前で引き返します。
都市SUPクルーズをしていると「初めて見る景色」に心が躍り、「知っている景色の別の視点」に興奮するんです。
また、陸とは異なるアプローチで街の位置関係を体感することができるのも面白い!
昔読んだ本に「いつもの帰り道を変えると人生が変わる!」みたいな話があったのを思い出しました。
帰り道を変えてみると景色が変わる。景色が変わると新たな発見があったり、考え方が変わったり・・・そして、人生が変わる!
実際はそんなに単純な話ではないですが(苦笑)つまるところ、視点が変わると脳みそに刺激が与えられていることは確かなんじゃないかなと!
おっさんになると、何かと日常がルーティンになり惰性で生きがち(苦笑)
SUPを通じて脳みそに刺激を与えながら、2018年もいろいろとチャレンジしていきたいと思います!