こんにちは、Daiです。
水辺荘の山崎さんにお誘い頂き、名古屋の皆さまと一緒に「堀川」でのSUP(スタンドアップパドルボード、通称サップ)を満喫*1した後、さらに車で西へ2時間。
やってきました、近江八幡!
豊臣秀吉の甥、秀次が築いた「八幡山城」の城下町として栄えた、琵琶湖に隣接する商業都市。
ちなみに、私にとっての「近江八幡」とはコレ ↓
「ふるさと納税」納付先!
たまたまなんですけど(笑)
今回、山崎さんが大阪シティサップ協会の越智さんを通じ、シティサップ滋賀を主催する里さんをご紹介頂いたことで、旧市街を流れる八幡堀とヨシの草が生い茂る湿地帯を巡る「近江八幡水郷SUPツアー」が企画されたのでした。
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「近江八幡」と聞いて私が思いつくことは、近江商人の心得「三方良し*2」と「近江牛」ぐらい。。。
お恥ずかしながら、場所もよくわからず(苦笑)全くもって土地についての知識やイメージがありません。。。
現地には夜中に到着したこともあり、町並みは闇に包まれ、なんとなく「歴史ある町なんだろうな」ぐらいの認識のまま、お約束の「水辺談義飲み会」で夜は更けていったのでした。。。
翌朝、旧市街を横切る八幡掘へと向い、今回ご案内頂ける里さんと合流。そして、いよいよ水郷SUPがスタート!
堀を覆う石畳がいい雰囲気だな~なんて思いながら漕ぎ進みます。
すると朝の静寂と共に目の前に現れたのは・・・
タイムスリップしたような景色!
豊臣秀次が自由商業都市としての発展をめざして「楽市楽座」を施行し、城の防御として琵琶湖とつないだ八幡堀。
往来する船を寄港させるなどして「商いのまち」としての繁栄の基盤を築いたのでした。
こんなに趣深い古い商家や白壁の土蔵に囲まれた場所でSUPができるなんて!
コレはアガるぜ!!
興奮しながら漕ぎ進んで行くと、歩道橋に行く手を阻まれます(苦笑)
脇のちょっと高くなっている所をかがんで通過!
なのですが、真ん中の低い所も行けなくはない・・・ということで、
行ったれ~
中央突破のホフクSUP!
観光客で混む前の早朝の時間帯を狙った素晴らしい場所でのSUP。
いや~ホントに貴重な体験や!
八幡堀からの町並みを堪能した後は、琵琶湖の内湖にある「西の湖」周辺へと向かいます。
このあたりは「ヨシ」というイネ科の多年草の茂み「ヨシ原(はら)」特有の湿地生態系が残されていて、2006 年には国の重要文化的景観第1号に選定された場所。
西の湖周辺に生育していたヨシは、周辺地区で簾(すだれ)等に加工され、近江商人の手によって広く流通したそう。
ちなみに、この日はなかなかの「強風吹きさらし」のコンディションだったんです。
けっこうな追い風に押されながら・・・
琵琶湖の内湖で最大の面積である「西の湖」へ。
しかし、戻りは気合の向い風(苦笑)
気温はかなり低いのに、ゴリゴリの向い風の中を漕ぐことで身体は汗ばみます(笑)
迷路のようなヨシ原の中を漕ぎ進むのは、アドベンチャー感満載!
そして、陸路ではたどり着けない神社発見!
きっと春には青々としたヨシ原となって、冬とは全く違った景色が広がるんだろうな。
歴史風情に溢れる八幡堀と自然豊かなヨシ原の湿地帯という景観資源に恵まれた近江八幡。
やはり、ポイントは「水辺のまち」ということなんだなと!
水辺ににぎわいが生まれ、商業が発展し、風土や文化、伝統がうまれる!ということをまざまざと実感。
まだまだ日本全国にたくさんの魅力ある「水辺のまち」があると思うと、それだけでワクワクするんだよな。。。
しかも季節によって、さまざまな表情を見せてくれるわけです!
あと数年経って、子ども達が「おやじ離れ」をしちゃったら・・・
思う存分「全国SUP行脚」やな(笑)海外SUPも行ったるで!
里さん、越智さん、今回は貴重な体験、誠にありがとうごさいました!
*2:売り手と買い手が満足し、また「世間良し」と社会貢献もできるのが良い商売であるという心得