こんにちは、Daiです。
お盆休みの1週間、嫁は普通に仕事ということもあり、私自身、子ども達と何をして遊ぶかいろいろ考えていました。
というのも、保育園年長の息子はさておき、小学4年生になった娘はすでに習い事や塾で忙しく、また、オヤジと遊ぶよりも友達と遊ぶ方の優先順位が高くなりつつあります(涙)
正直、私は子煩悩ではないのですが、「子どもと一緒に遊べる時間は限られている」という実感を強く持っていて、今はできる限りその貴重な時間を一緒に過ごしたいと思っているんです。
そんなわけで、今年の夏季休暇は私なりに子どもといろいろ遊びました!
新豊洲の夏限定、巨大遊具施設「あみゅ博」からはじまり、映画「ペット」の鑑賞、娘と「SUP(スタンドアップパドルボード、通称サップ)の漕ぎ錬」に息子と「チャリ練」。
▲ゴムジャンプで回転しているのは私(笑)
また、私の実家へお泊りに行き、プール、プラネタリウムにじゃぶじゃぶ池!
なかなかテンコ盛りではあったものの、夏はやっぱり海に行きたい!
私個人はしょっちゅう海でSUPしているにも関わらず、子連れ海水浴となると何となくハードルがあったんです。。。
そんなオヤジの強い味方が、逗子の海で毎週金曜日の午後に開催されている「海の子ども会」!
海遊びのエキスパートの友人達が立ち上げた一般社団法人「そっか」が主催し、出入り自由、過ごし方自由、予約不問、参加無料、のオープンマインドで素敵な機会。
逗子在住の友人、山ちゃんに「週末、海のこども会に行きません?」と連絡してみたところ、その日は丁度、原っぱ大学の新プロジェクト「原っぱ大学サボール」もありますよ!とのこと。
「サボール」は「サボる」の「サボール」。みんなで明るく楽しく創造的に、何かをサボっちゃおう!*1という画期的なコンセプトの企画。
原っぱ大学が築100年の古民家「100sai」を借り上げ、新しいプロジェクトをスタートさせていたことは知っていたのですが、「サボール」に会員登録するのを失念してました(苦笑)
さっそくガクチョー塚越さんとサンボー志村さんに連絡してみると・・・
「ワタリガニとヤドカリを捕まえて食おうぜ!」というパンチの効いた企画へのお誘い(笑)
こういう意味不明感満載(失礼)の企画は、体がウズいて行かずにはいられません!
ただ、娘はダンスの練習を休めないということで残念ながら連れて行けず。。。
ということで、息子と2人、午前~昼過ぎまで「原っぱ大学サボール」そして午後は「海のこども会」と最高&最強の海遊び日になりそうな予感だったのでした。
★★★★★
晴天となった当日、逗子の海に行ってみると・・・大人も子どももテトラポッドを覗き込んで皆、「クイモン」を物色している様子がウケます(笑)
我々もワタリガニをゲットしようと息子と参戦!
山ちゃんに分けてもらった「イカの乾きもの」を割りばしの先に凧糸でたらし、カニを誘い出します。
スゲー!コレ、ザリガニを釣った小学生以来のヤツ。
ワタリガニはゲットできませんでしたが、小さいカニを捕獲!
皆がゲットした「クイモン」を見てみると。。。
スゴっ!!
そして、「原っぱ大学」の新拠点、古民家「100sai」へ移動し調理開始!
まずは、ヤドカリの殻をハンマーでバキバキ、割ります(爆)
子ども達はなんの躊躇もなく、ブッ叩くんですね(笑)すると、出てくるのは想像どうりの「エイリアン」。それを塩ゆで釜にブっ込むと・・・
みるみる赤くなり。。。ま、パッと見、エビに見えなくもない(笑)
「醤油だ!」「マヨネーズだ!」と言いながら、恐る恐る食べる大人を尻目に子ども達はバクバク食べます(爆)
私も 実食!
う~ん、無人島のシチュエーションじゃないと食べない。。。かな(苦笑)
一方、こちらは「ワタリガニ味噌汁」!
コレは、うまし!
もちろん、身までカブりつきます!
古民家の大広間で、大人も子どもも和気あいあいとさっき海で取ってきたモノを食べる!そして子どもたちの「勢い」に圧倒されるという新鮮な時間。
腹ごしらえが済んだところで、息子と2人再び海へ出動!
「そっか」共同代表の永井さんを筆頭に「海の子ども会」の参加親子、みんなやってます!
私も子どもたちの水鉄砲攻撃に対し、バックドロップで応戦したりなんかして(笑)親子だけで遊ぶより、みんなで一緒に遊ぶのはガゼン楽しい!!
息子は、おにーちゃん達にとってもらった1㎝ぐらいのヤドカリを数匹、水中メガネに入れ、「ウチに持って帰る!」と大事そうにしていたのですが、波打ち際でコケてすべて落としてしまい・・・「この世の終わり」のような顔をしています。
それを見た私が爆笑していると、
「痛っ!」
クラゲに刺されるというバチが当たりました(苦笑)
大人も子どももごちゃまぜで戯れる。。。何気ない日常のはずが、なんとも特別な時間であるかのように感じてしまうことに、ふと気づかされます。
最近「意味の無さそうなコト」や「プロセスを楽しむコト」に豊かさを感じるようになりました。
ほんの数年前まで「意味のありそうなコト」や「結果」にしか興味がなかったのに(苦笑)
私も含めた団塊ジュニア世代の多くは、進学にせよ、就職にせよ、働き方にせよ、生き方にせよ、なんだかんだ画一的な価値観の中で「意味のあるコト」や「正解のようなモノ」に脅迫されてきたような気がするんです。
子育てにおいても、無意識にそうなってしまうことを自覚することは、スゴく重要だなと思っています。自戒も込めて。
「原っぱ大学」しかり「そっか」しかり、逗子の同年代の大人たちは、気負わず楽しみながらその呪縛を解放させてくれるような仕掛けに取り組んでくれています。
そして、それは逗子の街全体のウネりとなっているような気がして。少々大袈裟ではありますが、新しい社会や地域共同体の在り方の1つのモデルになると感じずにはいられません。
我々世代が無意識に洗脳!?されてきた価値観への「オルタナティヴ(とって変わるモノ)」でも「アンチテーゼ(対照をなすモノ)」でもなく・・・
それは、新たに「加えて」くれる「古くて新しい」豊かさのエッセンスなんじゃないかなと。
逗子に溢れている沢山の自由な笑顔に触れていると、そんなことを感じずにはいられなかったのでした。。。
★必見!「原っぱ大学」塚越さんと志村さんのお話
★ こちらも是非一読してほしい!「そっか」について
*1:※年内はお試し期間で、会員登録すれば誰でも特別価格で参加できます!